秋田県仙北市角館

樺細工で生まれ変わった

奇跡のピアノ

~古きピアノに樺のアート・プロジェクト~

秋田県仙北市角館

樺細工で生まれ変わった

奇跡のピアノ

~古きピアノに樺のアートプロジェクト~

奇跡のピアノとは

昭和29年(1954年)秋、秋田県仙北郡神代村(現仙北市神代)小松小学校の子どもたちのために、村とPTAが協力して購入したピアノです。
村の教育予算の7割にも当たる高価な物でした。

2008年、学校改築に伴い廃棄される寸前に私たちとピアノは出会いました。
塗装はボロボロ、傷だらけ。

“子ども達のために尽力してくれた先輩たちの想いを、ピアノの音色と共に仙北市に残したい。”

傷んだ外装に伝統工芸の樺細工を貼りたいという私たちの願いを伝統工芸士の高橋正美さんが受け止めて下さり、塗装は鈑金屋さんが、ピアノの運搬は友人たちが引き受けてくれました。

角館出身のテノール歌手本田武久さんと、秋田市出身のピアニスト鳥井俊之さんが何度も資金集めの為にコンサートを開いてくださり、2010年3月、大勢の方々の想いが一つになり、ピアノはよみがえりました。
鍵盤のふたの裏側と、譜面台は、手を加えず当時のままに残っています。

2012年秋、本田武久さんが他界され、調律師さんも1966年からこのピアノに携わってくださった大友佐十郎さんから、朝野正春さんにバトンタッチされ、ピアノは新しい時代を迎えました。
「奇跡のピアノ」がいつまでも愛され、聴く人の心に奇跡の種を蒔いてくれることを願っています。

Otoを楽しむ会 ~古きピアノに樺のアート・プロジェクト~
代表 安藤 満里

樺細工のピアノが完成するまで

2009年11月~2010年2月末にかけてピアノへの樺細工の装飾を施しました。装飾には樺細工職人さんのほか、塗装には車を専門とする鈑金塗装屋さんなど、多くの方のご協力をいただきました。
詳細はこちら

樺細工のピアノが完成するまで

2009年11月~2010年2月末にかけてピアノへの樺細工の装飾を施しました。装飾には樺細工職人さんのほか、塗装には車を専門とする鈑金塗装屋さんなど、多くの方のご協力をいただきました。
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ピアノと本田武久さん

角館出身のテノール歌手、本田武久さんはこのピアノに「奇跡のピアノ」と名付け、たくさんコンサートを開いてくださいました。
本田さんとピアノのつながりをご紹介します。
詳細はこちら 本田武久さんのホームページはこちら
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ピアノは現在平福記念美術館に設置されています